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外国人マネジャーが日本でチームをマネジメントする前に知っておくべきこと

2026/6/13  ·  Timothy

15年以上前、オンライン求人・採用プラットフォームであるCareerCrossが、日本在住の外国人マネジャー500名以上を対象に、日本人従業員のマネジメント経験についての調査を行いました。この調査は2008年に実施されたものですが、現在も日本で働くマネジャーにとって、多くの発見が共感を呼ぶ内容となっています。

この調査は、外国人マネジャーが日本でチームをリードする際に経験する強みと課題の両面を、バランスよく明らかにしています。調査結果の多くは私自身の経験とも重なり、職場への期待やコミュニケーションの規範が文化によっていかに異なるかを改めて感じさせるものでした。

外国人マネジャーが高く評価した点

調査では、外国人マネジャーが日本人従業員を一貫して高く評価した分野として、信頼性、誠実さ、細部への注意、そしてチームワークが挙げられました。

この結果は、グローバル組織で日本のチームと働いてきた私自身の経験とも重なります。私が勤務していたグローバル企業では、日本チームは常に社内でもトップクラスの評価を獲得していました。

この成功の背景には、強いオーナーシップと責任感があったように思います。多くのチームメンバーが、自分の働き方を単なる仕事ではなく、長期的なキャリアとして捉えていました。知名度の高い企業で働くことに誇りを持ち、仕事の質を通じて組織の評判を守ることに強いモチベーションを感じていたのです。

また、このチームは勤勉さと細部への注意でも知られていました。Learning & Developmentチームがシミュレーションプログラムを通じて彼らの業務を直接体験する機会を得たとき、私はその点をさらに深く実感しました。大量のコンテンツをレビューしてタグ付けする作業は、外から見るよりもはるかに高い集中力と正確さを要するものでした。日本のチームが仕事の質と一貫性において高く評価されている理由が、すぐに腑に落ちました。

外国人マネジャーはまた、日本人従業員の協調性についても高い評価を示しました。チームメンバーは互いにサポートし合い、共通の目標に向かって取り組む姿勢があり、個人の承認よりもチームワークを重視する環境が生まれていました。

外国人マネジャーにとって、こうした強みを理解して活かすことは、コミュニケーションや文化的な課題に向き合うことと同じくらい重要です。

課題

率直な意見の表明

最も多く挙げられた課題のひとつが、オープンに反対意見を述べたり、対立を避けようとする傾向でした。直接的な議論や意見交換に慣れているマネジャーにとって、これはチームメンバーが本当に提案に賛同しているのか、それとも単に公の場で反論することを避けているのかを判断しにくくさせることがあります。

リスクへの姿勢

マネジャーたちはまた、慎重さとリスク回避の傾向についても指摘しました。このアプローチはミスを減らし、品質を維持する上で有効である一方、変化の激しい環境での意思決定や新たな取り組みを遅らせる可能性もあります。

変化への適応

確立された働き方が問われるような新しいアプローチに対して、従業員が変化を受け入れることをためらう場面があると感じているマネジャーもいました。

自己主張

自分の意見を表明したり、アイデアを積極的に発信したり、自己をアピールすることをためらう傾向があると指摘するマネジャーも複数いました。

強みと弱みを超えた視点

こうした調査結果を、個人の欠点として捉えたくなるかもしれません。しかし、これらの行動の多くは、文化的な規範や職場への期待に深く根ざしています。

多くの日本の組織では、調和、合意形成、そして他者への配慮が重んじられています。ある文化的視点からは消極的に見える行動も、関係性を保ち、不必要な対立を避けようとする姿勢として理解できることが多いのです。同様に、ある文化では効果的なコミュニケーションスタイルが、別の文化では全く異なる印象を与えることもあります。

こうした違いを理解する力は、日本でチームをリードする外国人マネジャーが身につけるべき、最も重要なスキルのひとつです。

グローバル環境でチームが力を発揮するために

外国人マネジャーにとって、チームの強みと課題を理解することは第一歩に過ぎません。アサーティブなコミュニケーション、建設的な意見の相違、フィードバック、異文化間コミュニケーションといったスキルをマネジャーとチームメンバーの双方に身につけてもらうことで、より強固な協力関係と高い成果につながる共通の基盤が生まれます。

日本での成功は、人を変えることではありません。彼らが置かれている環境を理解し、個人とチームが最大限のパフォーマンスを発揮できる条件を整えることにあります。


参考資料: 日本人部下に対する外国人上司の意識調査 (2008)

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