グローバル人材を育てるために、日本のマネージャーが今必要なこと

日本の外国人労働者数は2024年に過去最多の230万人に。多様化が進む今こそ、日本人マネージャーには「海外で働く」だけでなく「海外でつながる」力が求められています。


日本では、外国人労働者への依存が年々高まっています。厚生労働省によると、2024年の外国人労働者数は 過去最多の230万人に達し、前年から12.4%増加しました。今後、2040年までに約700万人の外国人労働者が必要になると見込まれています。


チームの多様化が進む中で、日本人マネージャーには異文化の中でリードできるスキルと経験が求められています。その力を最も効果的に養えるのが海外赴任ですが、同時に多くのリスクも伴います。

最近の 毎日新聞の記事 によると、9割以上の企業が海外赴任者の早期帰任を経験しており、その主な理由は語学力ではなく、文化的・コミュニケーション面での課題だといいます。多くの企業では安全や語学の研修が中心ですが、実際に重要なのは、異なる職場文化への適応力やアサーティブ(自分も相手も尊重する)コミュニケーション力です。

大学時代、私の寮に日本人留学生が2人住んでいました。1人は積極的に他の学生と交流し、友人をつくり、新しい環境で見事に適応していました。一方でもう1人は部屋にこもりがちで、数か月後には日本に帰国してしまいました。そのとき実感したのは、「自分から一歩踏み出して関わる姿勢が大切」ということです。これは社会人が海外で働く場合にも同じです。
特に初めて海外赴任をする社員には、事前研修を必須化すべきです。経験豊富な社員でも、新しい環境に入る前にはリフレッシュの機会が必要です。また、赴任後には人事・上司・メンターによる継続的なサポートも欠かせません。

日本のマネージャーがグローバルチームを率いる準備を整えるためには、海外で「働く」だけでなく、「つながる」力を育てることが不可欠です。

御社では、海外赴任者に対して事前研修を義務づけていますか? もしそうでない場合は、ぜひ私にご相談ください。